皆様こんにちは。店長の前です。他拠点のスタッフの皆様も連休中に旅行などに行かれた方も多かったようで、ブログを読んでいても楽しいですね。特に千里山田店の藤井店長の旅行記が面白かったです。
藤井店長とは、私がホンダ学園生だった頃に企業説明会という形で来校されてからのお付き合いです。あの頃の藤井店長はまだサービスマンのユニフォームを着ておられました。ホンダ学園生をなんとしてでも採用したい!是非うちの会社に来て戦力になってください!という、燃えたぎる熱さに感動したのを昨日のことのように覚えています。まあ私の記憶が確かならばという前提なんですが…。
さて話は全く変わりますが、私の自家用車でありますステップワゴンが点検時期に来ておりましたので、小池工場長にお願いして1年点検を実施して頂きました。
私のステップワゴンは以前から、車庫入れする際に軽くブレーキを踏むと「カキン!」という音がしていました。これはブレーキパットがキャリパーの中で僅かに動くことによるもので、前進と後退を繰り返す車庫入れなどでよく発生します。
音が出るというだけのことで、安全性などには影響はありませんから別段気にもしていなかったのですが、今回の点検が終わって自宅に帰り、車庫入れをしていると「カキン音」が消えていることに気が付きました。これは1年点検でブレーキパットを分解して清掃して、丁寧に音止めのグリスを塗布することにより、グリスがクッションの代わりになって音を吸収してくれるからなのです。
サービスマンにすれば基本中の基本作業ですから普段の作業工程を励行しただけのことかもしれませんが、やはりこういう細かい作業が出来ると出来ないとでは、お客様の満足度が大きく異なります。
これがディーラークオリティだ!とか偉そうなことは言いません。どこの自動車工場でもやっていることです。ただ、
「あ、音が消えているな」
「なんか調子が良くなっているな」
という細かいことに気が付いて頂けるお客様が、我々の「技術サービス」という原型のない、なかなか対価として表現しにくいものに対してお金を払ってくれる人であることは意識しておかなければいけません。
常にその意識を持って仕事をしておけば、もう少し何かしてあげられることはないかな?とか、他に気になることはありませんか?などの一歩進んだサービスを提供出来るようになります。それがお客様の満足に繋がり、さらに自分自身をレベルアップさせてくれることになるのですよ!
と、若き日の藤井店長に教えて頂きました。私の記憶が確かならばの話ですが…。

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